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福島のワンコ アーちゃん

2011年07月26日 11:11

もう2週間(7/12)ほど経ってしまいましたが、どうしてもブログに残しておきたくて。。。

いつも行くお山の公園で出会ったワンコ。


アーちゃん
福島第一原発から15kmの南相馬市に住んでいたワンコ。
ご家族は原発事故後すぐにアーちゃんを連れて避難されたそうです。
避難所では一緒の屋根の下では暮らすことができず、
面倒をみてくれるというお家を2軒ほど移ったそうです。

DSCF1885.jpg

今までの飼い主の方はご親戚だそうで、
避難所に支援物資を持って会いに行った時にアーちゃんの話を聞き、
その日のうちにアーちゃんを預かって頂いていたお宅から引き取って帰ってきたそうです。
アーちゃんは預かり先でこの方の顔を見た途端くっついて離れなかったそうです。

地震で怖い思いをして、
避難先では家族と一緒にいることができず慣れないお家を2軒も移動して、
預かって頂いたお家に迎えに行ったときは、
びくびくと怯えたワンコだったそうです。

この方がアーちゃんの前に飼っていたワンコは、
やはり飼い主さんが飼えなくなったという20kgもある大きなワンコを引き取って飼っていたそうです。
そのワンコが1年前に老衰で死んでもうワンコは飼うのは止めておこうかと思っていたそうなのです。
(ご自分の年のことも考えてのこととお見受けしました)
けれどもアーちゃんの事を聞いたときには即引き取ることを決めちゃったそうなんです。
放っておけなかったのでしょうね。

現在ご親戚は避難所を出てアパートに住んでいるので、
そのままアーちゃんはこの方のお家にいるそうです。

引き取ってしばらくはびくびくしてたけど、
だんだんに新しい飼い主さんにも慣れて、いつしか笑うワンコになっていたそうです。
「犬も顔つきが変わるわよね。」ってしみじみ言ってらっしゃいました。

今では元の飼い主さんの所に一緒に連れていっても
一通り以前の飼い主さんの家族に挨拶をすると、もうこの方の傍を離れないそうです。
「不思議よね~自分の帰る場所をちゃんとわかってるんだもの」とお話していました。
私はそれもあるかもしれないけど、
ワンコの気持ちをわかっている人のことを知っているんだ。。。ってちょっと思いました。
(決して前の飼い主さんが可愛がっていなかったということではなく、
こちらの方のほうがアーちゃんの気持ちを汲んでくれる方なのではないかということです)

ワンコは自分が今ここにいる理由なんて何もわからないけれど、
自分の置かれている状況は敏感に感じ取っていると、
アーちゃんに感じたことと同じことを、
かつて預かった保護ワンコたちを見て感じたことを思い出しました。

この方はご主人と共に、何度もアーちゃんを連れてご親戚に支援物資を運んでいるそうです。
福島の避難されている方々の状況やこの先のこと。。。
ご親戚は旅館に避難していたそうですが、各市町村で避難に対しては対応が違い、
旅館の費用は全く支払われなかったそうです。
旅館では他の市町村からの避難してきた方もいたそうですが、
そちらの方たちは避難にかかっている費用は住んでいた市から支払われていたそうです。
また、このときの時点ですが義援金もまだ配られていなかったそうです。

この方のご親戚は死ぬまで自分の家には帰れないのだろうとということや、
一緒に避難している息子さんにはまだ小さいお子さんもいらっしゃるというのに、
明日の生活にも不安を感じていることなども聞きました。
実際に避難している方のすぐ傍にいる方から聞いたお話は、
TVのニュースや新聞などから受けるものなどとは全く違い、
同じ日本でも遠かったものがとても近いものとして、そして身につまされるものでした。

人間が作り出した忌まわしいものが、
いつしか平和利用という名を借りて、
ごく少数の人間の名誉や利権のために嘘で固められ、
世界中に乱立し、また新たに作られようとしている現状を、
やはり苦しく悲しく感じたのでした。




DSCF1888.jpg




頭の上では小鳥が鳴いてオオムラサキが飛んでいた午後、
お山の木陰はとても涼しくて、




DSCF1890.jpg







平和で静かで空が青かった・・・








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