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セミナーに行ってきました~たくさんの引き出しを作りたくて~2

2013年10月28日 12:59



保護犬たちを預かっていたときに、犬たちのストレスを肌で感じていました。
預かった子たちの世話をするうちに、
犬のいろいろなことをEggiさんと保護犬たちが教えてくれました。

預かりを止めてからは、風や空がストレスを溜めこまないように過ごしてきましたが、
「犬のストレスを考える」というセミナーに出て、
改めて生活を共にするワンコのストレスということを考えることができました。

犬にストレスがかかってから、
10~15分後に放出されるアドレナリンはピークを迎えるそうです。
そして、元のレベルに戻るまで3~5日かかるそうです。

アドレナリンが元のレベルに戻らないうちに、
更なるストレスがかかるという慢性的なストレス環境に曝されていれば、
個々に差があるストレスのコップとはいえ、溢れ始めるまでにそう時間がかかることはないのでしょうね。

生きて行くうえでストレスのない生活はないでしょうし、
「ストレスが適度な量だけ存在しなければ、
本来的に有する適応性が失われてしまうために、適切なストレスが必要である。」
Wikipediaにはこのようにも書いてありました。

それでなくても人に飼育されている動物たちは自由のない身です。
飼っている動物達に、適切なストレス以上のストレスが、
なるべくかからないように心がけてあげることは、
終生飼育と共に飼い主の義務と言えますね。

セミナーに出てまたいくつか"ワンコのこと"の引き出しが増えました。
引き出しごと忘却の彼方に去ってしまわないように、普段から備えておきたいと思っています。





9月「犬のボディーランゲージ」

こちらは飼い主さんと飼い犬の組が、部屋の対面から一組づつ登場して、
犬のボディーランゲージをトレーナーさんが解説するというものでした。
そして、その様子をスタッフの方が動画に撮り、その後動画を見てトレーナーさんが解説する。
このような流れのセミナーでした。
実際に動きを見て、後から先ほど見たばかりの動きを動画で見るので、
記憶に新しい状態で解説を受けられてとてもわかりやすかったです。

すぐに2頭を近づけるというものではなく、
まず、部屋の雰囲気に慣れてもらうところから始まりました。
プロのトレーナーさん向けに、
こういった部屋でのセッションの注意点なども幾つかお話しがありました。

ボディーランゲージを読む練習は、このトレーナーさんは動画を何度も何度も見返すそうです。
慣れないと一瞬で変化する犬の動きを捉えられないので、動きに目を慣らす練習をしているそうです。
※耳・目・背・尾・身体の重心をどこに置いているかなどを見る。
また、犬と犬の出会いには、それぞれの物語があるので、
状況に応じてボディーランゲージの解釈をするそうです。

☆犬のボディーランゲージを読むための練習は、慣れるまで自分のターゲットの犬を決める事。
☆見る時は、犬の体全体を見る練習をする。
 顔だけというのではなく、体全体を見る。
 (バレー等の試合で一人を見るのではなくて、コートにいる全員を見る感覚)

この日、自分がターゲットにした犬のボディーランゲージや、
飼い主さんの動きを併せ見ながらメモしてみましたが、
書きなぐった古代文字のような自分の字を後から解読するのに大変でしたww
犬のボディーランゲージの解説の間に話してくださったことを、
また備忘録として書いておきます。




~メモから 備忘録~

☆飼い主は落ち着いてなければならない。
☆犬がいい(望ましい)行動をする度に褒めてトリーツ。
☆声はお腹から出す。
☆人が立って重心を後ろにすると犬にキューを出さずとも座るようになる(のけぞるような体制)
☆犬には静かに対応する。
☆犬に怒ると犬が興奮してしまうので怒らない。
☆屋外で犬を見ると興奮するような犬は相手犬と距離をとる。
☆出会ってしまったら距離をできるだけあける。
☆犬を引っ張らない。
☆声を掛けてついてこさせる。
☆犬の尻尾の向き・・・身体の右側(左脳)に尾が向いている=注意深い
           身体の左側(右脳)に尾が向いている=恐怖を感じている
 ちなみに、右側に揺れると嬉しかったり楽しかったりしたときでもあるらしいです。
☆耳を動かしているときは、周りに気を配っている、または不安を感じている。
☆人は犬に対して前かがみにならない。
☆リードはいつもゆったりと垂れて張らないように保つ。
☆犬が自分の行きたい方向に向いた瞬間に褒める。
☆オンリードの時は、他の犬と鼻が付くほど近づけない。
☆犬の気持ちを尊重する。
☆尾がS字になっているとき、フレンドリーにしているのになぜ?というときなどにSになる。
☆予防トレーニング
☆どうしてこの犬は、このリアクションをするか考える=全ての行動に意味がある。





トレーナーさんはとても注意深く犬や周りの状況を見ていて、
犬にかける声は優しく楽しげなもので、動きも落ち着き自信がある態度でした。
また、犬の注意を自分に向けたいときやその場から移動したいときには、
声で呼ぶ他に舌を慣らしたり指を鳴らしたりと、犬の様子を見ながらいろいろ使い分けていました。
女性ながら背が高くてがっしりとした方でしたが、犬に覆いかぶさるようなこともなく、
デモ犬が小さい犬のときにはしゃがんでいました。




このセミナーに出席して私が一番良かったと思えたことは、
犬のボディーランゲージの見方がわかったことは勿論ですが、
トレーナーさんの犬に対する接し方を見ることができたことです。
。。。私が風に接するときとの違いに気がつきました。

犬がついていきたいと思うような明るく優しい声と態度、そして自信。
Eggiさんもそういうことを何度もブログに書かれていますね。
実際見てみると、私のイメージしていた態度よりも更に楽しげなものでした。



風が自分からついていきたいと感じるような私になること。
私と一緒にいれば怖くない・安全と風が思える飼い主になること。
自分の犬のボディーランゲージを見逃さないようにすること。
課題は難しいですが、日々精進・・・ですね!!








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コメント

  1. Eggi | URL | 0QRAG67Q

    2011年に予定していたゼミが実施されていたならば、ぜひお見せしたかった内容とほぼ同じなので(笑)、ライ麦さんが、これらのゼミに参加されたことを、とても嬉しく思いました。
    私の身体は、無理が出来ないまま、もう元の健康体には戻りそうもないので、延期ということになっていた日本訪問ゼミは、実行できそうにありません。
    この短い文章を書いている間も、心拍が上がってしまってドキドキが聞こえますし、きっと血圧も上がっていると思います。
    ゼミ企画にお時間を割いてくださった"ワンコのお友達の皆さん"や、参加申請をしてくださった皆様にも、本当に申し訳ないことでした。
    元々から旅行が苦手(神経が疲れちゃうんです)で、ワンコ関連のことでしか旅にでることはなかったのですが、今は、それすら精神の重荷になっちゃうようです。
    そんな"繊細な神経"の持ち主だから、きっと、ワンコさんたちの憂い(理解されないもどかしさ)も、敏感に感じ取っていたのでしょうと、高感度人間というものを知った今は思っています。
    最近は、ワンコさんの観察は胸が痛んで仕方がないので、専ら鳥類の観察で心を癒しています(笑)

  2. ライ麦 | URL | 2j50GQ9.

    Eggiさん

    Eggiさんのゼミとても受けたかったです~
    でも、東関東大震災の後、余震の心配だけでなく、原発のことでも日本が揺れていましたから、
    例えEggiさんのお身体がなんでもなくても、ゼミは中止になっていたのではと思われます。
    無理は禁物です、どうかご自身のお身体のことを第一に考えてご自愛ください。

    そして、私はあの時だったら今のように深くワンコ尊重を理解できただろうか・・・と思ったりもするのです。
    もちろん今は自信をもってYesと答えられますが♪(゚▽^*)ノ⌒☆

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